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一昔前には、お墓と言えば白みかげ石か黒みかげ石が一般的でした。しかし、現在は、インドや中国などから様々な種類の石が入ってくるようになりました。その多くは、墓石に最も多く使われる花崗岩(通称、みかげ石)です。同じ組成の岩石ですので、その耐久性には大して差はないと思われます。
価格の差は、硬さや石目といった石質、産出地、加工内容などによります。硬度が高く、水を吸いにくく、きめが細かいものが良質な石材とされ価格も高くなるのが通常です。ただ、石材の産出量の多寡によっても価格は変わるので、単純に価格が品質に反映しているわけではありません。
神奈川県真鶴で取れる本小松石などは、みかげ石よりも変色しやすい安山岩ですが、産出量が極めて少ないため、希少価値があり高価な石材です。 |