『土屋の弁天さん』と呼ばれ親しまれている妙圓寺では、日々の法務のほかに、年に数回チャリティーバザーやコンサートなども開いている。
檀家になるとお寺との付き合いは濃密になる。
「でも、それは近所付き合いや親戚付き合いと一緒。お寺や自宅でお茶を飲みながらの世間話を通じ、お互いの想いや人柄を理解する。そうしたつながりで得たことが戒名に取り入れられたり、法要のときのお話しになったりする。普通のお付き合いをすることで、いざという時にお寺も自信を持って法要に望めるようにしたいのです。」
「『1代30年』と言われますが、親兄弟を遡るだけで途方もない数になるわけです。そうしたご先祖と自分が『つながっている』ということを考えたり、仏さんを偲びながら自分を見つめ直したり、頑張ろうと決心したり…、そうしたきっかけを作るのがお寺の良いところではないでしょうか。」
(平成18年4月) |